小メロン（摘果メロン）で作る常備菜は、暑い季節にぴったり

先日ふらっと立ち寄った産直で、見慣れないものが売っていました。

緑色したまあるいもの・・・
表示は小メロン。

小メロン（こめろん）？

どうやら摘果したメロンのよう。
小さいメロンって食べることができるんだ！

始めて見る小メロンにわくわく。
こういうのを見つけると、試してみたくなっちゃうのです。

小メロン（こめろん）ってなあに？

小メロン（こめろん）は、小さいうちに摘果（てきか）したメロンです。

メロンはウリ科のツル性の植物で、1つのツルに雄花と雌花が咲いて受粉し、実がなります。

雄花と雌花の違いは一目瞭然。雌花は膨らみがあるのですぐにわかります。
写真はスイカの雌花ですが、メロンも似たような感じです。

こんなふうに雌花が１つのツルにいくつも咲くのですが、実を育てるのは植物にとってすごくパワーを使います。

たくさん実がなるのは嬉しいけれど、栄養を分け合うことになるので、大きく育たなかったり、甘みが十分に蓄えられなかったりするんですね。

そこで良い実を育てるために、1,2個を選んでほかの実は取ってしまうんです。それが摘果（てきか）という作業。

小メロンはそうして摘果されたものなんですね。

買ってきた小メロン。
大きさはだいたい6cm前後くらいでしょうか。

半分に切ってみるとこんな感じでした。
小さいけれど種がありますね。小さくってもメロンっぽい。

匂いはメロンっぽいような、キュウリに近いような。

種はとりました。

皮も気になるようなら剥いたほうがいいみたい。
今回は触ってみても固くなかったので、皮はそのままにしました。

縦でも横でもいいので、食べやすい大きさにカットして。

味付けは2種類を用意してみました。

１つはお酢を使ったさっぱりしたレシピ。

もう1つはめんつゆを使ったレシピ。

どちらも調味料と小メロンを混ぜるだけ。とっても簡単です。

見た目ではどちらがどの味かわかりませんね（笑）

半日ほど置いておくと食べごろになります。

できあがった小メロンの常備菜。
どちらもさっぱりとした口あたりで、とても食べやすいです。

メロンというよりウリを食べている感じかな？
メロンといっても熟す前だから甘くないし、さっぱりとしています。
サクサクした歯ごたえもいいし、クセもないから子供でも喜んで食べそうです。

味付けはどちらもおいしかったけれど、わたしの好みは酢をつかったほう。
酢のさっぱりした感じが、暑い季節には心地いいのです。

うん。これ、いいな。
また見かけたら買うようにしよう。

我が家の常備菜のレパートリーが増えました。