6月といえば梅の季節。
店頭に梅が並ぶと、なんだかそわそわしてきます。
久しぶりに梅シロップを作ることにしました。
梅と砂糖だけでつくる、梅シロップ
毎年6月になると、父が梅シロップを仕込んでいました。
材料は梅と砂糖を同量だけ。(今回は各1kgずつ)
昔ながらの一般的な梅シロップの作り方といえば、「青梅を竹串で突いて数か所穴を開け、氷砂糖で漬ける」だと思うのですが、我が家の作り方は少しだけ違っていて。
洗ってヘタを取った青梅を、種をよけるようにして3つに切るのです。
「このほうが、早く汁が出て漬かるから」
父はそう言うけれど、子供だった頃のわたしは梅が丸のままじゃないことがちょっと不満でした(笑)
切った梅を、氷砂糖ではなく上白糖を使い、消毒をした瓶に梅と砂糖を交互に入れていきます。
これも、氷砂糖よりも上白糖のほうが早く溶けるから、なんだとか。
わたしは上白糖ではなく、種子島洗糖という砂糖を使いました。
種子島洗糖は種子島産のサトウキビから作られた砂糖で、ミネラルが多く、添加物も入っていません。
ふだんの料理にもこの砂糖を使っています。
昼食後に梅シロップの仕込みをしたのですが、夕方にはもうこんなに水分が出ていました。
砂糖を溶けやすくするのと、梅がまんべんなく漬かるようにするため、毎日瓶を振ります。
冷暗所に3週間~1か月くらい置いておけば出来上がりです。
梅シロップと父との思い出
調べてみると、今は梅を一度凍らせて作ったりするのですね。
梅シロップも進化していてビックリです。
毎年梅シロップを仕込んでいた父。
「なぜ梅酒にしないの?」と問いかける子供だったわたしに父は
「お酒にするとおまえが飲めないから」と答えたけれど
わたしが成人しても、作るのはずっと梅シロップでした(笑)
20代の頃はわたしもお酒を飲んでいたけれど、けっして強くはなかったから。
だからずっと、梅シロップだったのかな?
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