お買い物って楽しいですよね。
これ好き!
これいいな!
って思ったものは、手に入れたくなっちゃいます。
それが使うもの、必要なものならいいのですが、
「あったら便利だし、そのうち使うかも」と、深く考えずに買ってしまうこともよくあります。
そんなわたしの失敗した買い物のお話です。
ハンドメイドの座布団カバー
座布団に自作のカバーをかけて使っています。
今まで使っていたカバーがヨレヨレになってきたのと、作り方に問題があったので、作り直したいなと思っていました。
カバーの作り方が悪くて、座布団カバーから座布団本体の糸の房が出ちゃっています。(写真の左下)
ストック生地で新しくカバーを作りました。
クリーム色の厚手の生地です。
シンプルですがいい感じになりました。
自己満足です(笑)
ただね、この生地・・・
シミがあるのです。
この生地はかなり昔に買ったものです。
東京に遊びに行ったときに品ぞろえが豊富な手芸店に行って、
「せっかく来たのだからなんか買って帰ろう!」と思って。
「なにを作るか」ということも決めずに、使いやすそうな生地を選びました。
でもつくるものを決めていなかったので「そのうちに」と思っている間に時間が過ぎていき・・・。
気が付いたら生地にシミができていたのです。
いつか使うかも・・・その時がきたら本当に使えるの?
「いつか使うかも」
そう思ってついついモノを取っておくけれど、「使うとき」にそれは使える状態にあるのでしょうか?
きれいにしまっていても、モノは時間とともに古びてきます。
今回のような布や紙だと、シミや変色がでる可能性はとっても高いです。
もちろん使えるものもあるけれど、古ぼけたものを使うのは気分が上がらなかったりしませんか?
「あったら便利かも」
「あったら使うかも」
「旅行の記念に」
「もうここには来ることができないかもしれないし」
「安いから」
そんな言葉で正当化して、たくさんのモノを買って所有して。
でも使う目的もないまま手に入れたモノの大半は、押し入れの肥やしにしていました。
買い物におけるわたしの悪いクセです。
モノは必要な時に買って、そのときに使うのが気持ちがいいのです。
「いつか」じゃなくて「今」。
買い物をするときにそれを心がけるだけでも、不要なモノをため込まずにすみます。
自分への戒め
シミのついた生地は本当なら捨てるべきなのでしょう。
だけどどうしても捨てきれず、座布団カバーにしました。
それは自分への免罪符。
カタチにして使うことで「無駄な買い物をした」ことをなかったことにしようとしているだけ。
だけどこのシミが「自分のやったことをちゃんと考えなさいね」と語りかけてきます。
シミをみるたびに同じ失敗を繰り返さないようにしなくっちゃと、強く思うのです。