夏野菜がたくさん採れる季節になりました。
お裾分けをしたりもするけれど、それでもなかなか食べるのが追い付かないくらいの豊作です。
ナスがたくさん採れたので、ナスの辛子漬けを作ることにしました。仕込みをしているときにふと、「モノをもつこと」について考えたのです。
自分の暮らしに必要なモノ
ナスの辛子漬けを作るには、まず塩とミョウバンで切ったナスの下漬けをします。
ミョウバンはナスをきれいに発色させるために使うのですが(使わないとナスが茶色くなっちゃう!)、ふと、これってどの家庭にも置いてあるものじゃないなあと思いまして。
わたしは毎年大量に採れるナスで辛子漬けを作るために、ミョウバンの買い置きをしています。
家庭菜園をしていなかったら、きっとわたしもミョウバンなんて買っていないと思うんですよね。だって必要ないもの。
ああ、そうか。
モノってその人の考えとか、暮らしぶりとかが反映されるんだ。
片付けをするときに、モノが多いのはダメだとか、少ないのがいいとか、そういう数を基準にしちゃダメなんです。
モノは「その人の暮らし」に寄り添ってあるべきもの。必要なものは人それぞれ違うのだから。
そんな考えがすとん、と自分の中に落ちました。
自分にとっての楽しい暮らしを考える
わたしはわりと料理への関心が高くて、興味を持ったらなんでも作ってみたくなっちゃうタイプ。なのでキッチン用品は多めだと思います。
今年はラッキョウの甘酢漬けと梅シロップを仕込んだので、キッチンにうまく収まらなくててんやわんやしているけれど、こんな場所をとる大きな保存瓶もわたしにとっては必要なもの。
「邪魔になるから作らない」という発想はないのです。
お味噌も自分で仕込みます。
お味噌もラッキョウも市販品を買えば大きな保存容器を抱えなくてすむけれど、それではわたしにとって「暮らし」がおもしろくないものになってしまう。
保存食料は気が向いたときにしか作らないけれど、それでも思い立ったらすぐ作れるようにしておきたい。それがわたしにとっての暮らし方。
ミニマリストの中に「外食・中食にすればキッチン用品はなくても平気」と考え、調理器具や食器をほとんど持たない方も見受けられますが、それはそれでアリだと思います。
なにに重きをおくのかは人それぞれだから。
必要なものを選び取る
とはいっても、気になるコトあれもこれもに手を出していたら、家の中はすぐモノで埋まってしまいます。
キッチン用品では、わたしはパン作りをやめたときにホーメベーカリーは手放しました。
独身時代に出ないと思っていたボーナスが出て、うれしくって買いに走った中華鍋(どんだけ料理が好きなのか・笑)も、片手で振り回すのが重いと感じるようになったので捨てました。
家庭菜園をやめたら、ミョウバンも買わなくなるでしょう。
必要なものは変わってくるから、その都度、見直して選んでいけるといいなあと思うのです。
おまけ
ナスの辛子漬けはきれいにおいしくできました♪
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