2014年は四国八十八ヵ所霊場開創1200年の年でした。
こんな節目に当たるのはなかなかないよねと、お遍路さんになって88ヵ所の霊場巡りをして。
無事に結願(けちがん)したので、高野山へお礼参りに行ってきました。
今年(2015年)は高野山の開創1200年の年。特別公開や記念展が行われています。
季節はちょうど、桜の頃でした。
高野山観光1日目
高野山へは夫と母の3人で行きました。
わたしと夫は2度目の高野山。母は初めてです。
高松から高野山までは車を走らせて、休憩をはさみながら5時間以上かかります。
まずは大門の観光。
大門は高野山のほかの観光場所からは少し離れているので、先に観光しておいたほうが後でバタバタしなくてすみます。
車は大門から少し歩きますが、お助け地蔵尊前駐車場にとめました。
立派な朱塗りの門を前にして、ああ、高野山に来たのだなーとしみじみ。
大門から中に入ると空気がピンと張りつめたような、独特の空気感があります。
大門から車を走らせて金剛峰寺へ。
車は金剛峰寺前第2駐車場に停めました。
金剛峯寺で納経帳に記入をしてもらいます。
1200年祭の真っただ中とあって観光客が多く、納経をするのにかなり待たされました。仕方がないですね。
金剛峯寺では持仏御本尊開帳をしていました。御開帳は16年ぶりとのこと。
金剛峯寺から徒歩で壇上伽藍へ。
下の写真は根本大塔です。
172年ぶりに再建された伽藍中門は真新しくてピカピカ。
前回高野山に訪れたときは再建中で足場に覆われていたので、今回完成した姿を見ることができてうれしかったです。
金堂では御本尊の特別開帳、霊宝館では「高野山三大秘宝と快慶作孔雀明王像」の特別公開を見学。1200年祭なので普段見ることができないものを見学できたのはとても貴重な体験でした。
宿泊は持明院の宿坊
高野山での宿泊といえば、やっぱり宿坊ですよね。
母は長時間歩くことができないので、宿泊場所はなるべく高野山の中心地に近いところがいいかなと思って持明院にしました。バス停もすぐ近くにあります。
実際は車を使って観光をしたので、あまり関係なかったけれど。
持明院はお庭がとても素敵でした。
お部屋は2間の続き間で、食事はお部屋でいただきました。
お寺なので精進料理です。
高野豆腐や胡麻豆腐が出てくるところが高野山らしい。
肉や魚、卵を一切使っていないのに、おいしくて食べ応えがありました。
朝は本堂でのおつとめに参加しました。基本は星座ですが、椅子も用意されているので足腰が悪い方にも安心です。
おつとめの後、朝食になります。
お坊さんたちの対応も丁寧で、気持ちのいい滞在ができました。
高野山観光2日目
2日目は朝から奥之院へ足を運びました。
車は中の橋駐車場にとめます。
奥之院は弘法大師が入定している聖地です。
参拝に来ているお遍路さんがたくさん!
奥之院への参道には数多くのお墓があり、探しながら歩くのも楽しいもの。
下の写真は徳川家康の次男、結城秀康石廟です。
奥之院は写真撮影禁止なので、写真はありません。
お遍路さんとして四国霊場88ヵ所を巡り、奥之院で般若心経を唱えていると、やっとここまで来ることができたんだな、そしてこれで一区切りがつくのだな・・・と思うと感慨深かったです。
奥之院を後にして向かったのは金剛三昧院。
国宝に指定されている多宝塔を見ました。
お昼ごはんは花菱で。老舗のお店です。
高野豆腐や胡麻豆腐などのお土産を買い求め、帰路につきました。
濱田屋の胡麻豆腐はお値段高めだけど、おいしかったです。
高野山は高松から行くにはちょっと遠く、気軽に行ける場所ではありません。
でも、だからこそ、四国霊場巡りをした後に足を運ぶと、すがすがしい気持ちになります。
また四国霊場巡りをしたら、高野山に戻ってきましょう。
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