厳しかった残暑もようやく落ち着きを見せ、朝晩は寒いくらいになってきました。
夏の間ほったらかしにして荒れてしまった庭の手入れを再開し、次の春を迎えるための準備を進めています。
園芸ショップやホームセンターでも秋に植えて春に咲く花の苗や球根が並び始めました。
春といえばやっぱりチューリップを楽しみたい!
かわいい、けれどたいくつなチューリップ
”咲いた、咲いた、チューリップの花が、並んだ、並んだ、赤、白、黄色・・・”
動揺「チューリップ」ではこんなふうに歌われていますが、今やチューリップは色も花の形も様々なものがあります。
色は定番の赤、白、黄のほかにピンク、アプリコット、パープル、黒系、グリーン系、複数の色がミックスされたもの。
花の形は昔からあるスタンダードなもの、八重咲き、花びらの先がシュッと細くなったユリ咲き、花びらの先に細かい切れ込みが入ったフリンジ咲き・・・。
見ているだけでわくわくするチューリップですが、一時期少し敬遠していました。
だって10月に球根を植えたら、2月までなんの音沙汰もなし。土の中では根を張って春を迎える準備を進めているのですが、目に見える変化がまったくないのです。
2月末頃にようやく芽がでてきて、4月になって花が咲いたらハイ、終わり。
うーん。たいくつ(笑)
だけど今はとっても気に入っていて、毎年買って植えています。
花壇にほかの花と合わせて植え込んだり、寄せ植えに使うようになったら、楽しくなったのです。
チューリップとビオラの寄せ植え
寄せ植えで一番簡単でかわいいのは、チューリップとビオラの組み合わせだと思います。
どちらも10月になると店頭に並ぶし(一緒に買うことができる)、チューリップもビオラもいろいろな色があるので、組み合わせを考えるのが楽しいんですよね。
紫色のビオラもチューリップがピンク色か白かで雰囲気が変わってくるし、
オレンジ色のチューリップに黄色のビオラだと元気いっぱいな感じに、黄色のチューリップに白いビオラなら品よくまとまりそう。
チューリップとビオラの寄せ植えのつくり方
チューリップの球根はバラ売りもありますが、袋入りのものは5~6球入っているので、そちらを買うほうが便利です。ビオラは2,3苗用意します。
今回は黒系チューリップのクイーン・オブ・ナイトと、花の中心に紫色が入った白いビオラを用意しました。渋い感じになりそうです(笑)
植木鉢の底に底石を敷き、土を入れます。土は肥料入りのものを使うとお手軽です。
球根は浅い位置に置くとビオラを植えにくいので、土の表面から球根1個分くらいの深さのところに置くようにしています。わたしは球根の向きはそろえています。
この植木鉢は直径(内径)約22cmです。
球根を置いたら土をそっと入れて。
ポットからビオラをだします。土がポットの形をしているので、少しほぐしてやります。
ビオラを植えたらこんな感じになりました。今はまだ土ばかりが目立っていますね。
水をしっかりやったらできあがり!
・・・ではありません。最後にもう一仕事あります。
かわいそうですがビオラの花は取ってしまいます。
植え付ける時にどうしても根を痛めてしまうので、花は取ってしまったほうがこの後の成長にはいいのです。
【追記】
さてこの寄せ植え、春にどうなったかと言いますと・・・
チューリップが2本しか咲かないという残念な結果になりました(泣)
ナゼ・・・。
ビオラは2株でも植木鉢を覆うくらいこんもりと育ちました。
チューリップとビオラの寄せ植え
参考までにほかの寄せ植えを。
パープル系八重咲きチューリップの「ブルーダイアモンド」と白いビオラの組み合わせ。
こちらはパープル系のチューリップとパンジーを合わせてみました。
やっぱり小振りの花がたくさん咲くビオラのほうがかわいいなって思います。
あれ?こうしてみると紫と白の組み合わせばかりですね 笑
寄せ植えのいいところとお手入れ方法
先にも書きましたが、チューリップの球根は10月に植えても2月、3月まで芽が出てこないので、チューリップ単体で植えると水遣りを忘れてしまいがち。
でもビオラを植えてあると忘れずに水遣りができるので、枯らさずにすむんですよね。
外で育てる花ですが、水遣りは毎日じゃなくても大丈夫。
ビオラの状態、土の状態を見ながら水やりをします。
ビオラはとっても「肥料食い」なので、ときどき液体肥料をあげて栄養補給。
咲き終わった花はなるべく摘んで。花をそのままにすると種ができてしまい、株が弱ってしまうから。植物は種を作るのにすごくパワーを使うんですよ。
そうやってお世話しつつ、チューリップが咲いたところを想像しながら訪れる春を待つ。
楽しみがあると寒い冬もがんばって乗り越えることができます(笑)
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